牛革ランドセルと合皮(クラリーノ)のランドセルどっちがいいか違いを比較

公開日:2019年11月15日

子供が年中や年長さんになると、ランドセルを探し始めます。

そこで迷うのが、

・牛革ランドセル

・人工皮革や合皮のランドセル

どちらにするか。

なんとなく、天然皮革の牛革のほうが質がいい気がします。

ただ、私は合皮である人工皮革(クラリーノ)のランドセルをおすすめします。

牛革よりも人工皮革(クラリーノ)のほうが価格も安いし質も良いからです。

私は実際に牛革とクラリーノのランドセルを子供がじっさいに6年間使っているのを見てきました。

青が合皮(クラリーノ)のランドセル、黒が牛革のランドセルです。

やはり、子供が6年間使うのをみてて、合皮(クラリーノ)のランドセルのほうが良かったです。

また、牛革のランドセルを使う子は全体の20％なのに対して、人工皮革のランドセルは全体の70％です。

牛革よりも人工皮革のランドセルのほうが優れており人気なのがデータにも現れています。

ここのページでは

・牛革ランドセルと合皮(クラリーノ)ランドセルの違いを比較

・牛革ランドセルと合皮ランドセルのメリット・デメリット

について詳しく説明しています。

Contents

牛革ランドセルと合皮(クラリーノ)である人工皮革のランドセルどっちがいいか違いを比較

合皮(クラリーノ)のランドセルは

牛革ランドセルと合皮のランドセルを比較すると牛革ランドセルはメリットが少なくデメリットが多いです。

牛革ランドセルが合皮(クラリーノ)のランドセルよりも劣っているところ

・色やデザインが充実していない

・便利機能が少ない

・重い

・雨に弱い

・価格が高い

・手入れが面倒

・しみになったり、ひび割れたりしやすい

・合皮よりも丈夫と言われているが実際は変わらない

・合皮よりも美しいと言われているが実際は変わらない

そのため、表のように人工皮革(クラリーノ)のランドセルのほうが3倍以上も使われています。

革の種類	買う人の割合
人工皮革(クラリーノ)	75％
牛革	20％
それ以外(コードバンやヌメ革)	5％

※↑使われている革の種類　2020年度ランドセル工業会調べのデータ

牛革ランドセルは加工しにくい

牛革ランドセルは合皮(クラリーノ)のランドセルと比べて加工が難しいです。

そのため、

・色やデザイン

・便利機能

これらのバリエーションが牛革のランドセルは人工皮革のランドセルと比べて少ないです。

小さい子供はどうしても、下の写真のような派手でキラキラしたものを好みます。(特に女の子)

色やデザインが地味だと子供が喜びません。

また、いまのランドセルには様々な便利な機能がついています。

・反射材

・背負い心地やフィット感を高めるプラスチック

・丈夫さを高めるワイヤー

・容量を広げるポケット

これら便利機能は、牛革の加工の難しさから牛革ランドセルにはほとんどついていません。

牛革ランドセルは加工の難しさから、合皮ランドセルと比べて

・子供の喜ぶデザインや配色のバリエーションが少ない

・楽に使える便利機能が充実していない

などのデメリットがあります。

牛革ランドセルは重いので軽い合皮のランドセルのほうが良い

牛革ランドセルは、人工皮革のランドセルと比べて200～300グラム重いです。

小柄な子や体力のない子だとより重く感じてしまうため辛い思いをさせる可能性が高いです。

実際は、数字的な重さよりフィット感や背負い心地のほうが大切です。

ただ、やはり親としては数字的な重さが気になるし、心配になります。

重いランドセルだとパパさんママさんも安心できません。

牛革ランドセルは価格や値段が高い

人工皮革のランドセルは4万円～7万円。

牛革のランドセルは5万円から10万円と高めのものが多いです。

やはり、牛という生きた動物を育てて、皮をとり、加工するというのはかなり手間がかかります。

人工皮革のように牛革は大量生産できないため、どうしても値段が高くなってしまいます。

値段が高いのも牛革ランドセルのデメリットです。

牛革ランドセルは雨に弱い

イメージ通りで、牛革ランドセルは人工皮革と比べて水濡れに弱いです。

動物の革は化学繊維でできたクラリーノよりも水を吸収します。

そのため、牛革ランドセルのほうが雨などに濡れるとシミになりやすいです。

牛革ランドセルはしわや傷がつきやすく、ひび割れをしやすい

動物の革である牛革は、人工皮革よりもしわや傷がつきやすかったり、ひび割れをしやすかったりします。

水仕事が多い人が手のひび割れが多いです。

先にも述べましたが水分を吸収しやすいとダメージを負いやすいです。

人間もスキンケアしないとシワやひび割れをしやすいのと同じと考えてください。

牛革のランドセルは手入れが面倒

動物の革なので防水や保湿のためにも、栄養クリームなどを定期的に塗る必要があります。

そのため、人工皮革よりも手入れが面倒です。

牛革も合皮(クラリーノ)のランドセルも6年後には壊れない

一般的には、牛革のほうが人工皮革よりも丈夫と言われています。

また、どのランドセルブランドのパンフレットにも同じことが書いています。

ただ、私の経験からするとこれは間違いです。

先ほどもだした下の写真は私の子供と甥が6年間使っていたランドセル。

青が合皮(クラリーノ)のランドセル。黒が牛革のランドセルです。

牛革も合皮も6年間まったく壊れませんでした。

子供はランドセルの扱いはとても乱暴。投げたり、座ったりは当たり前。

それにもかかわらず、丈夫さが牛革よりも弱いと言われている合皮のランドセルも破れたり壊れたりしませんでした。

企業の研究室での重さに耐える実験などがあるからです。

一般的に使うには人工皮革でも6年間十分使えます。

牛革ランドセルの感想や口コミ

牛革のランドセルを使った感想や口コミを調べてみると、やはり私の意見と同じ。

「人工皮革のランドセルのほうが安いし質もいい」という人がほとんどでした。

また、特に多かった口コミや感想は見た目のこと。

「ツヤの美しさを牛革は売りにしてるけど人工皮革との違いがわからない」

確かに、牛革など天然のランドセルのほうが美しいイメージがあります。

イメージが先行していますが、実際は革の美しさもあまり変わりません。

それほどいまの人工皮革のランドセルの質は高くなっています。

牛革ランドセルは女の子には特に向かない

牛革ランドセルは女の子には特におすすめできません。

女の子は派手な色やキラキラしたものが大好き。

ランドセルでも同じように、派手な刺繍やキラキラしたラインストーンがついたものを好みます。

※↓女の子が好む派手でキラキラしたランドセル

先にも述べたように、牛革ランドセルは加工が難しく女の子が嫌うシンプルなものしかありません。

女の子のランドセルへのこだわりはとても強いです。

気に入るものを買ってあげないと恨まれ、長期間文句やグチを言われる可能性が高いです。

私の知り合いのパパさんママさんは、これでかなりのストレスをうけノイローゼになっていました。

そのため、女の子には配色やデザインが豊富にある合皮(クラリーノ)のランドセルにしてあげたほうがいいです。

最後のまとめ　牛革ランドセルより合皮(クラリーノ)のランドセルのほうがおすすめ

ランドセル選びをはじめると、牛革ランドセルか合皮や人工皮革のランドセルどちらにすればいいか迷います。

牛革ランドセルより合皮(クラリーノ)のランドセルのほうがいいです。

人工皮革のランドセルのほうが、値段も安い上に質も優れているからです。