公開日:2019年10月30日
更新日:2019年11月15日
ランドセルは子供にとって6年間使う大切なもの。
そのため、高級なランドセルを買ってあげようと思うパパさんママさんは多いです。
ランドセルで最高級のものは
・コードバン(馬のお尻の革)
・ヌメ革(牛革をタンニンと呼ばれる物質で特殊加工したもの)
これらの素材で作られたランドセルになります。
コードバンや最高級ヌメ革を聞いたことがあったり、財布などの小物で使ったことがあったりする人は多いです。
コードバンとヌメ革の美しいツヤと重厚さは高級感がすごくあります。
ただ、この2つの素材は財布などの小物には向いていますが、ランドセルにはむいていません。
高級なコードバンやヌメ革素材を使う必要がない理由
・値段が高すぎる
・もっと安くて質のいいものがある
・男の子も女の子もランドセルの扱いが乱暴。汚れや傷で美しいツヤが目立たない
・手入れが面倒
・水に弱い
・小さい男の子も女の子もこの美しさはわからないので喜ばない
これらの理由からです。
私の息子もコードバンのランドセルを使っていました。
ただ、特にメリットがなくもっと安いものでも十分だったなと後悔しました。
また、ランドセルメーカーでプラダやグッチなどのようなハイブランドはありません。
そのため、高い素材を使ったランドセルやハイブランドの高級なランドセルを探す必要はないです。
下の写真は、私の子供・甥・姪が6年間使ったランドセル。
私はたくさんのランドセル選びにかかわり、他の子供やパパさんママさんのランドセル事情を見てきました。
このような、経験から私が言えるのは
「ランドセルは6年間子供が楽に便利に使えるものが高級なもの」
です。
ランドセルは「子供の荷物を6年間運ぶ」という役割があります。
また、ランドセルの見た目は入学後どうでもよくなり良い意味でただの「通学カバン」に。
また、荷物を入れると4kgになるくらい重くなるので使い心地が悪いと子供が辛い思いをするからです。
ランドセルが高級であるためには下の3つのポイントの質が高い必要があります。
ランドセルの大事な3つのポイント
・6年間使える耐久性
・軽いと感じる背負い心地やフィット感
・フィット感
この3つがあれば、子供が楽に便利に6年間使えます。
これらを兼ねそろえている高級ランドセルブランドは
・「天使のはね セイバン」
・「フィットちゃん」
・「イオンのランドセル」
これら3つのブランドです。
これらのブランドはランドセルの平均購入金額より10~30%割高です。
ただ、先に述べたランドセルの大事な3つの要素が他社よりはるかに質が高いです。
自信をもっておすすめできるブランド3選です。
ここのページでは、
・高級なランドセルの特徴・メリット・デメリット
・高級なランドセルのおすすめブランド
これらについて詳しく説明しています。
Contents
高級なランドセルの特徴・メリット・デメリット
先ほど述べたように、私の経験から言えば高級なランドセルは「6年間壊れず、子供が楽に便利に使える」ものだと考えています。
ただ、それは私がランドセルについてたくさんの経験をしてきたから言えること。
私もはじめて自分の子供にランドセルを買うときはわからないことだらけでした。
そのため、高級なランドセルの特徴・メリット・デメリットについて詳しく説明します。
高級なランドセルの価格
購入価格 | 買った人の割合 |
~3万円 | 3.8% |
3万円~4万円 | 7.7% |
4万円~5万円 | 11.7% |
5万円~6万円 | 27.6% |
6万円~7万円 | 25.7% |
7万円~20万円 | 23.5% |
※↑ランドセル大手 セイバン工業2019調べ
この表は、ランドセルの値段帯とそれを買う人の割合です。
このデータからランドセルの平均購入価格を割り出すと¥52,300になります。(ランドセル工業会調べ)
〈関連記事〉
・ランドセルの平均購入価格・金額はずばり¥52,300
これより値段がどれくらい高ければ高級だと感じるかは人それぞれです。
先にも述べたように、高級なランドセルは「6年間壊れずに子供が楽に便利に使えるもの」だと私は考えています。
それには、平均購入価格より約10%~30%高い金額をだせば買うことができます。
そのため、¥50,000~¥70,000のランドセルを計53%の人が買っています。
ランドセルを「6年間壊れずに子供が楽に便利に使えるもの」は、この値段帯のランドセルで十分です。
これらより値段が高いものは、コードバンやヌメ革などの素材に変わるだけです。
最高級本革であるコードバンのランドセルのメリット・デメリット
コードバンは馬のお尻の革のこと。
革の中で最高級のものです。
とても貴重で、馬1頭からランドセル2個分のものしかとれません。
最高級のコードバンランドセルのメリット
・重厚感がある美しいツヤ
・厚みがあり丈夫
このような特徴があります。
下の写真のように、確かにコードバンのランドセルは確かに美しく高級感があります。
ただ、デメリットも多いです。
最高級のコードバンランドセルのデメリット
・値段がとにかく高い(¥90,000~¥200,000)
・重いので子供が辛い思いをする
・男の子も女の子もランドセルの扱いが雑で乱暴ですぐに汚れる
・子供にコードバンの美しさや良さはわからないので喜ばない
上の写真のコードバンのランドセルも14万円します。
私の息子が使っていたコードバンのランドセルも13万円と最高級と言えるランドセルです。
ただ、買ってよかったとは少しも思いませんでした。
確かに美しいツヤですがこれは子供にはわからないので喜んでくれません。
また、コードバンは重いので子供が辛い思いをします。
さらに、丈夫といっても男の子も女の子もランドセルの扱いはかなり乱暴。
そのため、写真でもわかるように汚れや傷でコードバンの1番の売りである美しいツヤが目立ちません。
入学後は、他の事に忙しくて子供もパパさんママさんもランドセルの見た目もどうでもよくなります。
そのため、最高級本革であるコードバンのランドセルを買う必要はないと言えます。
コードバンのランドセルについては以下の記事でも詳しく説明しています。
〈関連記事〉
・コードバンのランドセルのメリット・デメリット・おすすめで人気のブランドを徹底解説
最高級ヌメ革ランドセルのメリット・デメリット
コードバンとならんで最高級の扱いをされているのがヌメ革と呼ばれているもの。
タンニンと呼ばれるお茶やコーヒーに含まれている物質を牛革になじませたのがヌメ革です。
ヌメ革はコードバンと同じように、革の美しさがすごいです。
ただ、デメリットもコードバンと同じく高い・重い・子供が喜ばないの三拍子です。
コードバンのランドセルと同じく、最高級ヌメ革のランドセルもおすすめできません。
ランドセルが高級じゃなくても安くてもいじめられない
革の種類 | 買う人の割合 |
人工皮革(クラリーノ) | 75% |
牛革 | 20% |
それ以外(コードバンやヌメ革) | 5% |
※↑2020年度ランドセル工業会調べのデータ
表からもわかるように、コードバンやヌメ革を使った最高級のランドセルは5%の人しか使われていません。
むしろ、高級の方が少数派です。
ただ、少数派だろうがなんだろうがランドセルの見た目でいじめられることはないです。
ランドセルが高級でも安くてもランドセルでいじめになったりはしません。
高級ランドセルが原因でいじめにならない理由
・男の子のも女の子も授業・遊び・習い事で忙しくランドセルに気が向かない
・男の子も女の子も物の優劣がまたつけにくい
・パパさんママさんも仕事や子育てで忙しくてランドセルを意識しない
これらの理由から、
ランドセルは良い意味でただの「通学カバン」になります。
パパさんママさんの間でランドセルの高いか安いかなどでマウントを取り合ったりもないです。
私の子供や甥・姪が通っていた小学校でもそんなことは1回もなかったし聞いたこともありません。
そのため、ランドセルが高級か安いかなどでいじめなどのトラブルの心配はいらないです。
高級なランドセルのおすすめ人気ブランドランキング3選び
このように、一般に高級とされる値段の高いコードバンやヌメ革を使ったランドセルはデメリットの方が多いです。
先ほども述べましたが、私の経験から思う高級なランドセルは以下の3つです。
高級なランドセルの3条件
・6年間壊れない
・軽いと感じるフィット感と背負い心地
・メーカー独自の便利機能
これらの質が高いランドセルのことです。
これらのポイントの質が高いほど、子供が楽に便利に使えて辛い思いをしません。
また、パパさんママさんにとっても安心できるしお財布にも優しいです。
これらのポイントの質が他社よりも高いのが以下の3つのブランドです。
・「天使のはね セイバン」
・「フィットちゃん」
・「イオンのランドセル」
この3つのブランドであればまず間違いありません。
ただ、ランキング付けとなると難しいです。
メーカー独自の便利機能がそれぞれ違うからです。
そこから子供・パパさんママさんが気に入るブランドを選んでください。
高級なランドセルでおすすめで人気のブランド「天使のはね セイバン」
※↓男の子のモデル「天使のはね モデルロイヤル ドラグーン」通常価格¥68,040(税込み) WEB価格¥61,236(税込み)
※↓女の子のモデル「天使のはね モデルロイヤル クリスタル」61,236円(税込)期間限定10%OFF価格
「天使のはね セイバン」のランドセルは男の子も女の子も共通して、刺繍がかなり丁寧に作りこまれています。
子供が欲しがるランドセルを「幼稚でダサい」と抵抗感があるパパさんママさんは多いです。
ただ、「天使のはね セイバン」のランドセルは刺繍がしっかり作られているので、パパさんママさんも買いやすいデザインになっています。
「天使のはね セイバン」の魅力はどこよりも充実した機能や作りの数です。
・耐久性を高める機能や作り→4コ・軽く感じる作り→7コ
・背負い心地を良くする機能や作り→5コ
・使いやすさを上げる便利機能→6コ
・安全性を高める作り→5コ
合計27個も、ランドセルの使い心地を良くする機能や作りがついてます。
そのため、まさしく私が考える高級なランドセルと言えます。
高級なランドセルでおすすめで人気のブランド「フィットちゃん」
※↓「フィットちゃん グランナイト 男の子用」通常価格\75,600(税込み) WEB価格\68,040(税込み)
※↓「フィットちゃん あい・愛ティアラ ジュエリープリンセス 女の子用」通常価格¥68,040(税込み) WEB価格¥61,236(税込み)
「フィットちゃん」のランドセルの男の子のモデルは、上の写真の「グランナイト」ように高級感あふれるアンティークなデザインのランドセルがあります。
また、女の子のモデルはキラキラしたものが好きな女の子が喜ぶようなデザインのランドセルがたくさんあるのが特徴です。
「フィットちゃん」のランドセルも6年間壊れない耐久性があります。
また、名前の通り背中や肩にぴったりフィットするように作られています。
そのため、小さい子でも荷物を入れると4kgを超えるランドセルでも楽ちんに背負えます。
「フィットちゃん」ランドセルで1番の特徴と言えるのは「安ピカ(あんぴか)」機能です。
「安ピカ(あんぴか)」は“ピカっと光って安心・安全!”の造語で、ランドセル型に光ります。
日本交通安全協会がすすめる質の高い反射材がランドセル型に埋め込まれています。
60m手前からまるでランドセルが歩いているかのように光るため、夜道でもかなり目立ちます。
いま、共働きは当たり前の時代。学童保育に入る子は地域差もありますが約半分です。
学童保育の帰りは、上のイラストのように年間の8ヶ月が日没後。
また、登下校の道にガードレールがなかったり、交通量が多かったりするとなおさら心配です。
そのため、子供を学童保育に入れる予定のパパさんママさんに「フィットちゃん」のランドセルはおすすめです。
事故にあう可能性を減らせて安心できるのは「フィットちゃん」ランドセルの大きな魅力です。
高級なランドセルでおすすめで人気のブランド「イオンのランドセル」
※↓「みらいポケット FLATCUBE アドバンス」カタログ表示価格税込み¥70,200から10%OFFのネット価格税込み¥63,180
※↓「みらいポケット ハートフルブーケ」本体価格 68,000円から10%オフWEB特別価格 61,200円(税込 66,096円)
「イオン」はスーパーなどを展開する物流企業。
ランドセル専門業者ではないです。そのため、
「イオンってスーパーじゃん・・・」
「ランドセル専門業者じゃなくて大丈夫かな・・・」
と心配になります。
ただ、イオンのランドセルは質がかなり良いため大人気。2008年から200万個以上売れています。
単純計算で1年で約20万個。
新小学1年生は90~100万人なので、約5人に1人がイオンのランドセルを使っています。
イオンは超がつく大企業のため資金と企画力が他のランドセルメーカーの比ではありません。
だから、質が良く人気が高いランドセルを作れるのです。
イオンのランドセルのなかで特におすすめのモデルは上の写真の大容量が売りの「みらいポケット」
ランドセルの荷物が入る部分(マチ)の縦の長さはほとんどが12cm前後。ただ、「みらいポケット」は縦の長さが20.5cmまで伸びます。
そのため、下の写真のようにかさばるものでもすっぽり入ります。
大容量ランドセルのいいところは、荷物がたくさん入ることで「両手が空く」こと。
両手が空くのはかなり大きなメリットです。
・重いものを手にもつ必要が無く、子供が楽に歩きやすく辛い思いをしない。
・転んだときにすぐに手が付けるため、頭や顔を打って大ケガをしにくい。
このように、子供が辛い思いをしないしケガをしにくいので親としてかなり安心できます。
しかも大容量なのに1.1kg。軽いのに大容量で高級なランドセルが「イオンのランドセル」と言えます。
イオンはスーパーでランドセル専門業者ではありません。
ただ、このようにかなり魅力的なモデルがあり大人気のランドセルメーカーがイオンのランドセルです。
高級なランドセルで工房系にする必要はない
高級なランドセルを買いたいとなると
「工房系のランドセルがいいのでは・・・」と思うパパさんママさんもいます。
なんとなく、小さい工房で頑固そうなおじさん職人が全て手作りで作っていた方が高級でいいイメージがします。
工房系のランドセルでコードバンやヌメ革を使ったものは20万円以上するものもあります。
ただ、私は説明してきたように大手メーカーが作っているものを推します。
工房系のランドセルはランキング3選にも入れていません。
説明してきたようなメーカー独自の便利機能が工房系のランドセルにはないからです。
上の写真の黒いランドセルはは「黒川鞄」という工房系ランドセル。
青いほうは「天使のはね セイバン」のランドセルです。
「天使のはね セイバン」のほうがたくさんの機能や作りもついていて便利だし安かったです。
工房系は職人の手作り高級ランドセルを押しにしています。
いまでは縫製の技術も上っているので、縫製の違いは素人ではわかりません。
また、コンピュータが搭載された機械で裁断したほうが正確で丈夫な部分もあります。
先に述べたように、大手メーカーのランドセルのような便利機能もないです。
そのため、工房系の高級ランドセルを買うメリットは無いと言えます。
最後のまとめ 高級なランドセルならセイバン・フィットちゃん・イオンのランドセルの3つがおすすめ
高級なランドセルとなると値段が高いランドセルをイメージします。
高級なランドセルは
・最高級本革コードバン
・最高級ヌメ革
これらを使ったランドセルになります。
確かにコードバンとヌメ革のランドセルの美しいツヤは魅力的です。
ただ、これらのランドセルは最低でも¥90,000以上。
しかも水に弱かったり、子供が喜ばなかったりなどデメリットが多いです。
私の経験から高級なランドセルは
・6年間壊れない耐久性
・重いランドセルでも軽いと感じれるフィット感・背負い心地
・メーカー独自の便利機能
これらが充実しているランドセルが高級なランドセルだと考えています。
ランドセルはカバンとして「6年間子供の荷物を運ぶ」という役割があります。
そのためには、これらの3つのポイントが重要。
入学後はランドセルの見た目は気にならなくなるため、値段が高いランドセルの最大のメリットである美しいツヤなどはいらないからです。
この3つのポイントが他社より充実しているランドセルは
・「天使のはね セイバン」
・「フィットちゃん」
・「イオンのランドセル」
この3つです。
「天使のはね セイバン」のランドセルはどこのブランドよりも機能や作りが充実しています。
「フィットちゃん」のランドセルは学童保育に子供を入れる予定のパパさんママさんにおすすめ。
「イオンのランドセル」はどこよりも売り上げが高く、大容量で両手が空くため子供が楽でケガをしにくいランドセルです。
高級なランドセルを考えているなら、この3つのブランドから選べば後悔しません。